御朱印帳とは?

御朱印を押していただくための台紙となる御朱印帳。この御朱印帳の種類や選び方、入手方法について調べたことをまとめてみました。

 

御朱印帳とは?

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その名のとおり、御朱印を押印していただくものです。
[御朱印帳]はほかに [納経帳]や[御宝印帳]や[集印帳]とも呼ばれています。

ばらして表具師にお願いすると額や屏風にしていただくこともできるそうです。

また 一般的に 自分や親しい人が亡くなったときにお棺の中に入れていただくと、死後の世界で閻魔様に見ていただき功徳を積んだ証にもなるようです。

時には和紙や書置きに押印していただけることもあるようです。

でも 御朱印帳ではないと拒否されることもあるようなので、用意しておくことをおすすめします。

(ほかにも白衣に御朱印を押す[笈摺(おいずる)]や掛け軸などに頂くこともできるようです。)

また 寺社混在だとお断りされる場合もあるので、神社用・お寺用とわけて用意しておくと良いと思います。

 

御首題帳とは

日蓮宗では御朱印のことを御首題、専用の御朱印帳のことを 御首題帳といいます。

日蓮宗は教義的に 他宗との混在を厭われますので、混在の御朱印帳には押印を拒否されたり 御朱印を下さいっというと[妙法]と書いていただける場合もあります。
独自のヒゲ文字で 南無妙法蓮華経 と書かれた御首題は とても美しいものなので、ヒゲ文字で書いて頂きたいというのならば 日蓮宗専用に御朱印帳を用意しておきましょう。

 

御朱印帳を入手するには

大きな寺社ではオリジナルの御朱印帳を置いてらっしゃるところも多く、多種多彩の御朱印帳があるので御朱印を頂く際に合わせて頂くのも良いと思います。

ほかにも 霊場巡り専用の御朱印帳などもあります。

→最近では御朱印ブームもあり、ネットでも素敵な御朱印帳や御朱印帳をいれる袋などがたくさんあります。

 

御朱印帳の種類

蛇腹式や片側を紐で綴られてるものがありますが、好みで選びます。

ただ 綴り式は紙の薄いものが多く、片面のみの使用がよさそうです。
三十三か所めぐりなど 順番にまわることができなくても、のちに綴りなおして順番を入れ替えることができるのが利点です。
実際、坂東三十三箇所巡りにはオリジナルの御朱印帳があり、綴り式のもので 裏面にはご縁起などが印刷されていました。

蛇腹式については考え方がいろいろあるようで、二枚重ねのものに関しては表裏ともに表面なので押印しても良いという意見と、片面のみ使用すべきという意見とわかれています。

墨が裏まで染みてしまったものに押印願うのは失礼だとは思いますが、個人の判断のもとでご使用ください。

 

御朱印帳袋と御朱印帳ケース

鞄に入れて持ち歩くうちに 擦れてしまったり汚れてしまうことが考えらるので、できれば袋やケースに入れると良いと思います。

専用に巾着などを用意すれば良いのですが 寺社によっては はじめからケースに入っているものや、ビニールカバーのかかっているものもあれば、袋やケースが別に用意されているものもあるので そういうものを選んでみても楽しいのではないでしょうか。

 

私は関東で使用する分として、神社用は千葉県の櫻木神社、お寺用は長野県の善光寺のもの。
帰省した際は関西用として、神社用は清明神社、お寺用は東大寺のものを 御朱印をお願いするときに合わせて頂きました。

櫻木神社では桜の刺繍の御朱印帳が二種類のほかに、ケースや袋を別に頂戴できるようになっていました。
善光寺では何種類か御朱印帳があり、私の頂いたものは はじめからケースに入っているものだったので、御朱印帳と同じ柄の袋を別にお願いしました。

普段から ケースにいれた御朱印帳を袋にいれたまま保管しているので 汚れず綺麗なまま持ち歩いています。