海上山千葉寺は坂東三十三か所観音霊場第二十九番札所です。境内には瀧蔵神社があります。
創建は奈良時代より以前だと考えられていて、千葉県一、二の古刹だそうです。
「せんようじ」と案内にはあるのですが、境内の案内図などには「ちばでら」とも書かれていました。
御本尊
十一面観世音菩薩
本殿の大扉は常時閉まっているのですが、ひたすら願えば観音様に願いが通じるといわれています。
毎月21日の縁日に開かれるそうですが、御本尊は秘仏であるため33年に一度のみ拝観できるそうです。
御由緒
『千葉寺縁起』によれば、和銅二年(七〇九)僧 行基が、「池の中に茎一本に花二つ 開き、千葉の青蓮華あり、其の花の中に弥陀如来、 観音大士の二尊並びましまして説法し玉ふ」とい う瑞蓮を見て、観音像を刻んで奉納したのが起源といわれています。
その後、聖武天皇の勅諚によって、「海照山(現在は海 上山)千葉寺」と称するようになり、十八間四面の観音堂が建立されたそうです。
奈良時代には広大な寺の敷地内に、金堂を中心として講堂、南大門、東大門、西大門などの大伽藍があったのが確認されていますが、今はその形を残していません。
御詠歌
「千葉寺へ 詣る吾が身も たのもしや 岸うつ波に 船ぞうかぶる」
納経所にて、御朱印と御詠歌をいただきました。
お寺の方は奥にいらっしゃったのですが、インターホンでの案内があったので声をかけさせていただき応対して頂きました。
坂東三十三観音
霊場第二十九番札所で、納経所にて御朱印と公式の御朱印帳(金襴)を頂戴しました。(御朱印込で¥2000)
御朱印帳に押印して頂いたときに頂いたものです。
御詠歌の書かれた小さい御札のようなもので、12年に一度の「平成26年午歳特別結縁巡礼奉修記念」のものだそうです。
ほかに、車で巡る三十三観音の案内書も頂きました。
大銀杏
樹高は30メートル超え、木の太さは8メートルを超える、境内を覆い尽くすほど枝を伸ばした大木です。
県指定の天然記念物で、樹齢は実に1,000年といわれています。
その他
アクセス
京成電鉄千原線千葉寺駅から徒歩15分
参拝者用駐車場があるのですが、少しわかりにくいところにありました。
神門の横の路地を入って境内沿いを100mほど進むと小さな駐車場の案内の看板があるので、その手前を左折し墓地の手前になります。
〒260-084 千葉県千葉市中央区千葉寺町161
(043)-261-3723