正式名は「意富比神社(おおひじんじゃ)」といい創建はとても古く、「船橋大神宮(ふなばしだいじんぐう)」との愛称で広く親しまれている神社です。
御祭神
主祭神 天照大御神
相殿 天手力男神 萬機豊秋津姫神(よろずはたとよあきつひめのみかみ)
御由緒
日本武尊がこの地を訪れた時、困っている人々を救うために天照大神を祀ったことがはじまりだそうです。
源氏や徳川家とのご縁もあったようです。
「意富比神社」とは
「大炊」として食物の神という説や、戦後は古代豪族オホ氏の氏神とする説などもありますが、
古くから太陽信仰と深く関係していることなどから、意富比神は「大日神」すなわち「偉大な太陽神」が原義であるとする説もあります。
神門
奥に拝殿と本殿がありますが、ご祈祷などのときしか入れず、参拝はこの神門の前でお詣りします。
戊辰戦争の折(市川船橋戦争)、本殿他が焼失しましたが、明治になり再建されたそうです。
外宮 豊受神社
御祭神は豊受大神。
伊勢豊受大神宮(外宮)に御祀りされ、天照皇大御神のお食事を司られる神様で、五穀豊穣と衣食住の守り神様とされています。
摂社・末社
水天宮、稲荷神社、秋葉神社・古峯神社、八坂神社、八剱神社、金刀比羅社。
八幡神社、竈(かまど)神社、龍神社、道祖神社、客人神社・多賀神社。
岩島神社・住吉神社、嚠所神社・春日神社、香取神社・鹿島神社、玉前神社・安房神社、天満宮・天神社。
灯明台(千葉県有形民俗文化財)
本殿を正面に向かって右側に進むと丘の上に灯明台があります。
3階建ての木造瓦葺で、高さは12m程あります。
3階の灯室は、洋風の灯台の様式を採り入れた六角形でモダンな雰囲気があります。
明治13年(1880)、地元の漁業関係者によって建設されたそうですが、現在は使われていません。
普段は非公開ですが、正月三が日は公開しています。
その他
ふさのくに御朱印めぐり下総国13番目の神社。
アクセス
JR総武線 船橋駅 南口 徒歩15分
〒273-0003 千葉県船橋市宮本5-2-1
(047)-424-2333