多くの老杉が生い茂る森に囲まれた、茨城の鹿島神宮とならぶ県南屈指のパワースポット。
交渉成立の神で有名なことから、仕事運向上や人間関係円満や、国家安泰、スポーツ振興など 幅広く信仰されています。
香取神宮
御祭神
経津主大神(ふつのぬしのおおかみ)
(御名伊波比主命(いはひぬしのみこと))
御由緒
はるか昔、天照大神(伊勢神宮・内宮の御祭神)が日本の国を治めようとしましたが、荒ぶる神々が争い、乱れていました。
大御神は八百万神に相談すると、天穂日命(あめのほひのみこと)がすぐれた神であるということで遣わされましたが、 出雲国の大国主神(おおくにぬ しのかみ)に従ってしまったので、次に天稚彦(あめのわかひこ)が遣わされました。 天稚彦もまた忠誠の心なく、 顯國玉神(うつしくにたまのかみ)の娘の下照姫(したてるひめ)を妻として、自ずから国を乗っ取ろうとしましたが、亡くなってしまいました。
このようなことが二度つづいたので、大御神が八百万神に慎重に相談させると、神々が口を揃えて、経津主神こそふさわしいと申し上げました。 そこへ武甕槌大神(たけみかづちのかみ・鹿島神宮の御祭神)が申し出られたので、 共に出雲に派遣されることになりました。
経津主、武甕槌の二神は出雲国の稲佐の小汀(いなさのおはま)に着いて十握剣(とつかのつるぎ)を抜いて逆さに突き立て、武威を示されると 大国主神は大御神の御命令に全く異議はありませんということで、平国の広矛(くにむけのひろほこ)を受け取り、二神は日本の国を平定して、大御神の元へ復命されたのです。(香取神宮HPより)
御神徳
家内安全、農商業指導の神、海上守護、心願成就、縁結、安産の神として信仰されています。
国譲りの交渉成功から 平和・外交の祖神として、勝運、交通 安全、災難除けの神としても有名です。
またスポーツの必勝祈願などでも御利益があるそうです。
楼門
元禄13年(1700) 徳川幕府の手によって造営されたもので、重要文化財に指定されているそうです。
正面 向かって右のお年寄り像が「竹内宿祢」、左の若い像は「藤原鎌足」の左右大臣像がいらっしゃいました。
また楼上 の額は 「東郷平八郎」の筆によるものだそうです。
楼門裏の狛犬は木製で、よく見る狛犬の姿より少しがっしりした感じがします。
本殿
現在の本殿は、楼門と同じく徳川幕府によって立て直されたもので、重要文化財に指定されてるそうです。
年月を感じさせないぐらい とても綺麗に装飾されており、独特の雰囲気に包まれていました。
本殿の周りをぐるっと一周すると、とても良い気を受けると言われています。
三本杉
奥宮
御祭神の経津之大神の荒魂(神の荒々しい側面、荒ぶる魂)が祀られていました。
参道から護国神社を参拝して、そのまま山道を進み一度道路に出てたところを参道入り口の方面に進んだところにあります。
老杉と竹の鬱蒼とした森に囲まれていて、パワースポットとして有名なのがわかるほど 凛とした雰囲気の感じる場所でした。
その他
無料の駐車場から鳥居までの参道には、お土産もの屋さんやおそば屋さんが並んでいました。
空いている場所ではフリーマーケットもいくつか並んでおり、参拝の楽しみのひとつともいえるでしょう。
駐車場のすぐ近くの[亀甲堂]で 焼きたての厄除け団子を軒先で頂きました。
みたらし団子とあんこのかかった草もちとありましたが、寒い日には温かく柔らかいみたらしがおすすめです。
看板鳥の九官鳥の「キューちゃん?」が とっても可愛くて、道行く参拝客に大人気でした。
アクセス
JR佐原駅よりタクシーで10分
(香取駅からはバスもタクシーも出ていないため、佐原駅からむかったほうが良いそうです)
JR香取駅から徒歩30分
無料駐車場あり(公共のお手洗いも併設されています)
千葉県香取市香取1697
香取神宮社務所 (0478)-57-3211