【押さえておきたい】御朱印を頂く際の6つのマナー

お寺や神社を参拝した証として頂く「御朱印」ですが、その頂き方についてのマナーは意外と知られていません。

御朱印を頂くときに困ることにないよう、御朱印のマナーをまとめてみました。

 

御朱印のマナー①「御朱印帳を用意する」

御朱印は、神主さんや僧侶の方が一筆一筆丁寧に寺社名やご本尊を墨書きし押印して下さるものなので、お札やお守りと同様にありがたいものです。

(管理者不在の寺社では元から押印されてるものや、複写したものを配布されてる場合もあります)

そのため、どんなものにも書いてもらえるわけではありませんし、ときには書いて頂けないときもあります。

まずは、御朱印帳を準備しましょう。

御朱印はスタンプではないので、普通のノートなどではなく、きちんとしたものを用意したほうが良いと思います。

最近では御朱印ブームということもあって、ネットや大きな文房具店でも素敵な御朱印帳を取扱ってるところもあるようですが、神社やお寺などでもオリジナルの御朱印帳を置いてるところがあります。

自分の好みにあったものを見つけるのも、ひとつの楽しみではないでしょうか。

御朱印帳を頂いたら、ほかの参拝者の方と入れ違いにならないようにするためにも、表紙や表紙の裏側にでも記名しておきましょう。

また、紛失したときのために、連絡先を記載しておくことをおすすめします。

 

御朱印のマナー②「御朱印を頂く前に」

納経、読経せずとも参拝すると御朱印がいただけるようになったからといって、お参りもせずに社務所や朱印所に直行!・・・はいけません。

参拝のマナーを守って、まずは御挨拶です。

きちんと本殿を参拝してから、そのあと朱印所などに向かい押印をお願いしましょう。

まれですが大きい寺社では、参拝の前に御朱印帳を預けるように指示があるところもあります。

その際は先に御朱印帳をお預けし、それから参拝を済ませてから取りに戻りましょう。

 

御朱印のマナー③「御朱印を頂ける場所」

御朱印は大きい寺社では朱印所がありますが、たいてい授与所や社務所などでお願いすることが多いです。

小さな寺社では社務所が住居を兼ねていたり、敷地の中にある庫裏(ご住職やご家族の住居)を訪れることもあります。

基本として、早朝や夜間の訪問は常識的に考えて失礼なので控えましょう。

またお食事の時間に訪問することもマナー違反です。

ご祈祷の時間などが重なると、しばらく待つこともありますが、そのときはゆっくりとその場の空気を楽しみましょう。

ご不在の場合や、参拝者が多い時期は断られることもありますが、その場合は改めて訪れる機会を与えて頂いたということで、日を改めて参拝しましょう。

 

御朱印のマナー④「御朱印を頂くときのマナー」

まずはきちんと御挨拶をしたあと、参拝した旨をお話して、御朱印をお願いしましょう。

御朱印帳をお渡しするときは、書いて頂くページを開いてお渡しするのがマナーです。

開いた状態の御朱印帳を両手で持ってお渡ししましょう。

 

御朱印のマナー⑤「御朱印を頂いたあとのマナー」

御朱印帳を預けたら、呼ばれたときに声が届く場所で待ちましょう。

呼ばれたらすぐに伺い、御礼を述べて両手で受け取りましょう。

御朱印を頂いたら御朱印代を納めます。

だいたい¥300のところが多いですが、¥200~¥500のところやお気持ちでっと任意の金額をっというところもあります。

おつりがでるなども手数をかけてしまうことになるので、事前に小銭を準備しておくのもマナーです。

白紙やティッシュペーパーなどで包んで出すと丁寧ですし、スマートだと思います。

また、御朱印代を受け取って頂けない場合もありますが、その際はお賽銭箱に気持ちだけ納めさせて頂きますと伝え、賽銭箱に心づけの金額を納めましょう。

 

御朱印のマナー⑥「御朱印帳の取扱い」

御朱印のマナー①でも述べましたが、御朱印とはお守りやお札のように大変ありがたいものです。

大切に保管し 粗末に扱うことのないようにしましょう。

保管する場所ですが、神棚があればそこに納めるのが一番ですが、なければ高い場所、または専用の場所を設けましょう。

紙や墨は湿度に弱いので、できるだけ湿度を避けた日が当たらない風通しの良い場所が良いでしょう。

棚の一段を専用にするなど、それぞれの住居環境に合わせれば良いと思いますが、丁重に取り扱うことが一番大切なマナーだと思います。