日本橋七福神めぐり

七福神への信仰は、室町時代に始まったといわれています。
日本各所で信仰されている七福神ですが、日本橋の七福神はすべて神社で構成されている珍しいものだそうです。

また、賽田恵比寿神社と椙森神社が大黒天を祀っていることから、八福神とも称されています。

正月期間外に参拝したため、授与品などを頂くことはできませんでしたが、御朱印をいただくことはできるようです。
改めてご参拝した折に七福神めぐりをする予定なので、ご縁を頂いたら随時更新していきます。

※2015年正月に日本橋七福神をめぐることができたので、更新しました。

 

大江戸日本橋「七福神で開運さんぽ」

JR新日本橋駅の構内に、日本橋の観光も兼ねた七福神を巡るのにおすすめのルートが案内されていたので参考までにご紹介しておきます。

モデルコース

JR新日本橋駅6番出口を出て地上へ→徒歩約6分→①賽田恵比寿神社

①→徒歩約6分→②椙森神社(すぎもりじんじゃ)

②→徒歩約12分→③小網神社

③→徒歩約8分→④茶の木神社

④→徒歩約5分→⑤松島神社

⑤→徒歩約5分→⑥末広神社

⑥→徒歩約3分→⑦笠間稲荷神社

⑦→徒歩約5分→⑧水天宮(仮宮)

⑧→徒歩約5分→甘酒横丁→徒歩約21分→日本橋→徒歩約12分→JR新日本橋駅

歩行時間

約1時間20分(施設での見学時間はのぞく)

※ちなみに正月に参拝して巡ったときの所要時間は約4時間でした。

歩行距離

約5.5km

 

毘沙門天

末広神社a

財宝や福徳を与えてくれるとされる神。武士階級の人々から勝運祈願の神としても信仰が篤いです。

末広神社b

末広神社・・・中央区日本橋人形町2-25-20

1596年以前に稲荷神社として日本橋に創建。吉原の元となった繭原の氏神として信仰されていたそうです。
社殿修復の際、末広扇が見つかったことから「末広神社」と名付けられたとのことです。
その縁起の良い社号にあやかって、開運・商売繁盛・災厄除け・疾病平癒を願う参拝者も多くいらっしゃるそうです。

日本橋七福神の開催期間は拝殿の扉が開かれており、中の毘沙門天を拝顔することができました。

御朱印は拝殿横の社務所にて頂けますが、段差があるため、段を降りたところで待つように案内がありました。

 

寿老神

笠間神社x

長寿の神にして導きの神。幸運の神として人々の運命を導いて開拓してくれるとされる福徳長寿の守護神です。

笠間稲荷東京別社a

笠間稲荷神社・・・中央区日本橋浜町2-11-6

日本三大稲荷のひとつである茨城県の笠間稲荷より、1859年笠間藩藩主が日本橋にある江戸屋敷に御分霊を奉斎したのが始まりとされています。
それから、日本橋魚河岸の守り神としても、五穀豊穣・水産・殖産の守護神として商人庶民問わず信仰されてきたそうです。

境内に授与所が臨時で設けられていましたが、御朱印は拝殿横の社務所にて頂けました。

 

福禄寿

小網神社x

健康長寿の御利益があるとされる神様で、元は神社と同じ境内にあった万福寺に祀られていたそうです。

小網神社b

小網神社・・・中央区日本橋小網町16-23

1466年悪疫鎮静の神として鎮座し、稲荷神社を主祭神にしています。
社殿が戦災を免れたり、ご祈祷をうけた兵士が全員戦地より無事に帰還したことなどから、「強運厄除け」としても信仰されています。

お正月に巡ったときに、一番参拝客が多く訪れていた神社です。

それほど大きい神社ではないのですが、神社の周囲を囲うように長蛇の列が並んでいました。

授与所ではなく、その横の御祈祷の待機所に朱印所が設けられており、そちらで対応して下さいました。

 

弁財天

水天宮x

学芸成就、財運向上の御利益があるとされる神様で、福禄寿と同じ境内にあった万福寺に祀られていたそうです。

水天宮b

宝生弁財天(東京水天宮境内)・・・中央区日本橋浜町2-30-3

久留米藩第九代藩主有馬公が宝生流能楽の技を競う際、弁財天に願掛けを勝利したことから、宝生弁財天として信仰されています。
芸事をはじめ、学業・金運の御利益もあるとされています。

平日もお正月も多くの参拝者が訪れてる神社です。

平日はご祈祷などの受付をされている社務所で御朱印を頂きましたが、正月期間は休憩所に朱印所が設けられていました。

 

参拝期間

元旦から1月7日まで
元旦は午前0時から午前2時まで(授与品の領布は午前1時まで)
1日~7日は午前9時から午後5時まで

 

授与品

・授与期間:元旦から1月7日まで
色紙巡拝用¥2000、巡拝用宝船¥1500、御神像¥500(御神像のみの領布はありません)

・授与期間:元旦から1月15日まで
揃い色紙¥2000、揃い宝船¥5000

・御朱印:初穂料¥300
(正月の期間外でも御朱印をお受けできるところもありますが、茶の木神社は普段神職の方の常駐はないようです)